ゲノム編集技術?
こんにちは培養室です。
その後、皆さまの周りでも地震の直接的な影響は薄れてきていますでしょうか?
ふと目に入るコンクリートや壁のヒビ割れ以外、周囲は表面的に地震の前と変わらない様子になってきましたね。
有事の際はココロもカラダも疲れていると思います。
当面の間、無理はされずできるかぎりご自身の時間・ご家族との時間をゆっくりと過ごしていただきたいなと思います。
話は変わりますが、先日ビーバップ!ハイヒールという番組でゲノム編集について紹介されていました。
ゲノムについて、ゲノム編集についてわかりやすく、簡単に説明されています。
一週間(~6/28.次週放送時間まで)は公式サイトにて番組を観ることが可能ですのでお時間のある方はぜひ観ていただいて知っていただければと思います。(40分程度)
https://tver.jp/episode/45359403(民放公式サイトTVer)
https://www.asahi.co.jp/be-bop/(番組hp)
番組内ではゲノム編集のよい局面が紹介されていました。
ゲノム編集技術(CRSPR-cas9)は以前の技術に比べれば非常に効率がよく、安定していると言われていますが、100パーセントではありません。狙っていない部分に入れ替わるはずの正常なDNAが入ってしまう場合があり、予測は困難です。(※オフターゲット効果)
これによって正常だったはずの機能や形態が失われたり、予期せぬ様々な異常を引き起こす場合も考えられます。
※オフターゲット:分子標的薬などで本来の標的(on-target)とは異なる別の分子(off-target)を阻害, あるいは活性化してしまう効果
ゲノム編集技術を開発した本人である、ジェニファー・ダウドナさんはヒトへの使用、推進には議論を重ねた上で慎重に行うべきであるとTEDで話されています。(15分・日本語訳あり)
日本にはヒト受精卵の研究における指針という規制法案が存在していますが、ゲノム編集についての法律はありません。
法律がないということは行ってよいということではなく、法律が更新されていない、定められていないため研究されていないということです。
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/genome/advisory_board/dai4/siryou3-1.pdf
(内閣府資料)
皆さんはゲノム編集と聞いて、何を期待しますか?
ヒトの遺伝子を編集すると聞いて、どんなことに危うさを感じますか?
日本においても動植物ではゲノム編集の研究が行われていますが、ヒトの卵を使って研究されることについてどう思われますか?
政府は法案を改正するためインターネット上にご意見箱を用意しています。ご興味のある方はパブリックコメントに国民の声を投稿してみてください。(~6/28. 意見締切日)
ゆっくりお過ごしくださいと書いておきながら、小難しい話を書き連ねてしまい、すみません💦
ワールドカップ日本代表、次の試合は月曜日ですね⚽
よい週末をお過ごしください♬