学会に参加してきました。
こんにちは、培養室です。
6月上旬、沖縄で開催された 第58回日本卵子学会に参加してきました。両日とも朝はあいにくの雨でしたが、2日目の午後は少し晴れ間を見ることができました🌞
沖縄料理を堪能し、会場横の砂浜で一足先に夏を感じました♬
発表内容
今回の学会では、【当院におけるカルシウムイオノフォアの使用経験】という演題で口頭発表を行いました。
当院では、顕微授精を行っても受精しない方や受精率、発育率が低い方を対象に受精率、発育率を改善させるためカルシウムイオノフォア処理を行っています。
カルシウムイオノフォアを使用した回と使用していない回を比較し培養成績を算出しました。
年齢別に見ると39歳以下ではカルシウムイオノフォアを行った場合、受精率、分割率、胚盤胞発育率についてはっきりと効果が認められました。
40歳以上においては受精率、分割率、胚盤胞発育率につき、改善傾向にあることが確認できました。
今後とも患者様それぞれに必要な培養法を提供できるよう技術の向上に努めて参ります。
※カルシウムイオノフォアの使用につきましては、診察時医師にご相談下さい。
この記事を書いた人
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