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第一子、第二子と体外受精を行う場合、累積妊娠率が高い方法は

こんにちは、培養室です。

体感温度が体温を超えている日が続くのは本当に辛いですね。真昼中に出歩かなければならない時などは、ほんの数分でも肌が炙られているというか、焦がされているように感じます。

 

さて、今日ご紹介するのは、2020年5月に公開されたばかりの論文です。

Cumulative live birth rates for women returning to ART treatment for a second ART-conceived child

(https://academic.oup.com/humrep/article/35/6/1432/5817569)

 

第一子をART治療により妊娠・出産した女性が、ART治療を再開して第二子を妊娠・出産できる可能性について、第一子の治療時に複数の胚を凍結保存して融解胚移植から再スタートする場合と、採卵から再スタートする場合の違いについて調べています。2009〜2013年の間にART治療を受けて、出産に至ったオーストラリア・ニュージーランドの女性3万5290人のうち、2015年までに治療を行い、2016年までに第二子を出産した女性が研究対象です。

 

まず、3万5290人のうち43%に当たる1万5325人が、第二子挙児希望で治療を再開しています。また、治療を再開した時期は、1年以内25%、2年以内79%、3年以内95%となっています。

第二子を希望して行われた周期は3万8102周期。治療を再開したうちの73%は第一子の治療の時に凍結保存しておいた胚を用いた凍結融解胚移植を行い、6周期後の累積挙児獲得率は60.9~88.1%と算出されました。一方で、治療再開後採卵からスタートして新鮮胚移植を行った場合の累積挙示獲得率は50.5~69.8%でした

 

年齢別に確認すると、30歳未満の女性では新鮮胚移植でも凍結融解胚移植でも差はありませんでした。

一方で、女性年齢の上昇と共に出産率の低下、特に新鮮胚移植の成績が悪化していくのが確認できました。30代の半ばから妊娠率の低下が顕著になるのは皆さんもご存知でしょうが、そのことを裏付けしてくれた格好になるのではないでしょうか。基本的には胚移植の前に胚盤胞を複数個貯めておいて、移植の臨むのが効率としては良いようです。

とはいえ、あくまで平均としてのことですので、なかなか胚盤胞にならない方や、たまごがそもそも取れない方、ひとりひとりのご事情に合わせて採卵や移植の方針を立てていきますので、その点はご安心ください。

 

 

余談ではありますが、「胚(卵子)は凍結後、何年間保存できますか?」というご質問をいただくことがあります。

胚(卵子)の質という観点からお答えすると、液体窒素内にある限り、胚(卵子)は(あくまで理論上のことではあるのですが)永久に保存が可能だと考えられています。12年間という長期に渡って凍結保存した卵子を用いて出産に至った例は当院でもありますし、それに類するニュースを見聞きされたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ただし、胚ではなく女性の側に胚移植ができる期間に限りがある(生殖可能年齢)ことや、高齢妊娠には多くのリスクが伴うことから、これらの点に関して医師とご相談していただく必要があります。

 

この記事を書いた人

培養室

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不妊治療・体外受精専門のなかむらレディースクリニックの医師や培養士が監修

なかむらレディースクリニックは、不妊でお悩みの方々に安心して不妊治療、体外受精をうけていただくためのクリニックです。朝8時から診察し、平日は木曜日を除いて夜7時まで受付をしています。日曜日、祝日も年末年始以外休まずに診察し、多忙な方でも相談していただきやすい不妊治療を目指しています。

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