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当院についてCLINIC

クリニックコラム

2018.06.10
医師の挑戦と、治療法の多様性・進化

こんにちは!培養室です。

いよいよ梅雨入りし、エアコンなしでは蒸し暑くて寝むれない日々です。

でも、街で見かけるあじさいが綺麗で、特に雨の日のあじさいは格別で心が洗われます。

 

日本A-PARTの学術集会にて

Naturaru ART 総合研究所 (医療法人)永遠幸理事長の寺本章吉先生によるA-PARTの歴史についてのお話を聞きました。

内容は主に新しく作った採卵針についてでした。

きっかけは白血病患者の妊孕性温存(妊娠出来る可能性を残す)のために、抗癌剤治療前に卵子を凍結保存することを始めたことです。

治療の中で、出血しにくくて卵への負担が少ない採卵針の開発が必要になりました。

そんな経緯で作られた採卵針は出血が少ないだけではなく、また痛みも軽減するため、小卵胞の採卵に向いています。

そして、小卵胞の採卵は通常の卵胞を採るよりも技術がいります。

なぜなら、小卵胞由来の卵は見つけにくい形態のものも増えるからです。

そのため医師は、培養士が卵を早く発見しやすいように、採取する卵胞液の状態をより良くする必要があります。また、培養士は見つけにくい形態の卵を見つける必要があるため、両者の技術向上が不可欠です。

寺本先生は、話の中で「医師、培養士に負担を増やしてでも患者様の期待に答えるための結果を追求していくことが務めである。」という様なことを仰っていました。

 

その小卵胞の魅力というのは、以前院長がコラムに掲載していますが、3個に1個の割合で成熟した卵子が回収できる有用性についての報告があります。未熟な卵でも培養液や培養法などにより、成績改善の余地はまだあると思いますが、十分活用できる卵が回収できる見込みがあります。

小卵胞然りですが、何事にも上をより上を目指す、妥協しない、満足しない姿勢が新たな発見や技術向上には不可欠です。

当院でも、患者様の期待に添えるように切磋琢磨していきたいと思います。