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クリニックコラム

2019.04.14
子宮内膜スクラッチで出産率は上昇しない

こんにちは、培養室です。

先日、子宮内膜スクラッチで出産率は上昇しない

A Randomized Trial of Endometrial Scratching before In Vitro Fertilization.

が発表されたので紹介したいと思います。

 

そもそもスクラッチ法とは?

 

スクラッチ(=scratch:引っ掻くという意味です)法は、その名前の通り、子宮内膜に軽く引っ掻きます。その結果、次に述べるような作用が子宮の中で起こり、その効果によって妊娠が後押しされることを期待する方法です。

①  子宮内膜の脱落化を促進し、子宮内膜の状態を改善させる

②  子宮内膜が傷つくことで免疫作用が働き、免疫応答が正常化する

③  子宮内膜の成熟が遅れることで胚の着床が同期される

 

今回、著者らの報告ではスクラッチ法が臨床妊娠や出産率に影響を与えなかったと結論づけています。

また、上記に記載された③については、今ではERAという方法でより正確な移植日を調べることができます。

「着床のタイミングは同じ」と考えられていた頃から、「どうやら時には個人差がある」と認識が変わってきました。「では私はいつ胚を戻すべきか?」を調べる方法としてERAは非常に有効です。

ERAでひとりひとりに適した着床のタイミングを推定することができるようになっています。

今回の論文を参考にしてみると、スクラッチ法を行うよりも、胚が受容される時期を測定するERAを行う方が有用かもしれません。ERAについては過去のコラムでも紹介しているので是非ご覧下さい。

 

参考文献

 

https://www.carenet.com/news/journal/carenet/47439