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クリニックコラム

2020.02.24
『PGT-Aの有用性に関する多施設共同研究』に関するお知らせ

院長の中村嘉宏です。

ご無沙汰しております。

 

嬉しい発表がありました。

今年の一月より、当院は日本産科婦人科学会が主導する「反復体外受精・胚移植(ART)不成功症例、習慣性流産(反復流産を含む)、染色体構造異常例を対象とした着床前胚染色体異数性検査(以下PGT-A)の有用性に関する多施設共同研究」の実施施設に認定されました。

といっても「   」の中が難しいですよね。

 

つまり、具体的には……。

①直近2回の胚移植が不成功

②直近2回の妊娠が臨床的流産※1

※1 臨床的流産とは、子宮内に赤ちゃんの入った袋を確認できた後に流産が起こった場合のこと。

上記①②のどちらかに当てはまる方を対象に、受精卵の染色体数に関する検査(着床胚染色体異数性検査:PGTA)を臨床研究※2として行っていいですよ、ということです。

誰彼問わず行えるものではなく、承認を受けた施設のみに限られて実施します。

凍結融解胚盤胞移植の妊娠率が水準より高いことや臨床遺伝専門医が常勤していることなどをはじめとして、承認されるには色々な条件があります。

※2 そもそも臨床研究とは?

ヒトを対象に行われる医学的研究です。

臨床研究は患者様の協力のもと、病気の予防・診断・治療方法の改善など、人のQOL向上につながる情報を得るべく行われます。研究の対象になる方は、研究ごとに異なります。

 

欧米などの諸外国において、従来PGT-Aは流産を防ぐ、あるいは着床率を改善する目的で行われてきました。一方、日本では、日本産科婦人科学会がPGT-Aの施行を禁じてきました。これはPGT-Aの施行が生命の選別につながるという倫理的配慮によるものです。

 

しかし、着床しない、あるいは流産する原因の多くは受精卵の染色体数の過不足が原因であることがわかっています。

着床前に染色体数の異常を調べることで、不要な胚移植の減少させ、流産率を押し下げることが期待できます。特に体外受精を受ける方が高齢化している我が国においては、残されている時間が限られている方も多く、PGT-Aの有用性は高いものと考えられます。

このような流れをうけ、臨床研究としてPGT-Aが条件付きで実施されることとなりました。

 

それでは、PGT-Aとはどのような検査でしょうか?

次回はその辺りをまたお話ししていこうと思いますのでお付き合いください。